これって運命の出会い!?素敵な出会いがあれば恋も盛り上がるものです

off 運命の同窓会 「ずっとあなたが好きだった」

admin to 出会い談  

このお泊り同窓会には男女合わせて20名ほどが集まり、ゼミの教授も出席してくれて、大変にぎやかな会となりました。

二次会が終わり、教授と別れ、日帰り組を送り出したあと、私たちお泊り組は予約しておいたビジネスホテルへ。

ホテル近くのコンビニで酒類を買い込み、和室に集まって三次会をしているうちに一人脱落、二人脱落し……。

いい年をしたサラリーマンやOLたちが皆あられもない恰好で八畳間に雑魚寝しているというすさまじい状態で朝を迎えました。

「朝ごはんでも食べに行く?」

朝風呂で昨夜のアルコールを洗い流し、何とか見られる恰好に着替えてロビーに集合したときにやっと気付きました。

……Rちゃんがいない!

……あと、Aくんも!

慌ててAくんの携帯電話を鳴らしてみると、「一緒に近くのマックにいるから」とのんびりした答えが返ってきました。

なんと二人は皆が脱落したあとで部屋を抜け出し、24時間営業のマクドナルドで夜通し語り合っていたというのです。

地方の名家出身だというAくんは、かつて「仏のAくん」と呼ばれたほどの人の良さで通っていたのですが、学生時代はどちらかと言えば目立たない存在でした。

女の子からはよく「お友達ならいいんだけど……」と言われるタイプです。

卒業後は実家に戻り、公務員試験を突破して県庁で働いていましたが、折にふれてイギリスに行ってしまったRちゃんのことを思い出していたとか。

……そう、Aくんは十代のころからずっとRちゃんを思い続けていたのです。

「高嶺の花」だと、なかばあきらめていたそうですが……。

実は今回、Rちゃんの帰国を記念する形で同窓会をする運びになったとき、積極的に動いてくれたのもAくん。

「いや、なんかチャンスかな、と思って」

……まったく、仏のくせに抜け目がないというか何というか……。

ともあれ、同窓会でぐっと距離を縮めた二人。

私はここで終わったりはしない、機会を待ってまた渡英したい、というRちゃんにAくんはついに愛の告白を。

「僕はずっと待ってるから……」

結局、Rちゃんが再び渡英することは叶いませんでした。

日本に居ながら、好きなイギリスと日本の橋渡しをする仕事を選んだのです。

そして、あの同窓会から五年後、30歳を過ぎてからAくんと籍を入れました。

「彼以上に自分を大切にしてくれる男性はもう現れない」と悟ったからだそうです。

ともあれ、長い時間をかけて、ようやく意中の彼女を射止めたAくん。

向上心のある女性は大変だ、と口では言いながらもとても幸せそう。

運命の同窓会を企画した私にも、幸せのおこぼれが来ないかな……。

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